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アイデアが湧きだすコミュニケーション

心のシグナルを読み、対話しよう

松丘 啓司 著

1,540円(税込)

初版年月日:2011年10月22日

判型:46並製

ページ数:192ページ

ISBN:978-4904336618

 アイデアはコミュニケーションから生まれる。しかし、斬新なアイデアが湧きだすコミュニケーションもあれば、平凡なアイデアしか生まないコミュニケーションもある。その差がどこにあるのかを知ることによって、人も会社も、もっと創造的になることができる。
「情報」ばかりを扱っているコミュニケーションからは、常識的なアイデアしか出てこない。情報の裏に隠れている、人の「意図」がより重要だ。ただし、言葉で表現されない意図を「理解」するためには、演繹法でも帰納法でもない推論力が必要になる。
 意図に秘められている人の価値観が情報価値を高め、「気づき」をもたらし、アイデアの化学反応を引き起こす。その不思議なメカニズムを知り、使いこなすことを目指そう。そのためのコミュニケーション方法が対話だ。
 対話とは、単に対人関係を円滑にするための会話法ではない。人の価値観の違いから、創造的なアイデアを生み出すためのコミュニケーションプロセスだ。
 その応用範囲は仕事の中で多岐に渡る。チーム力や提案力の向上から、戦略の立案、ビジョンの構築・浸透に至るまで、対話によって仕事はもっと創造的になる。
 本書では、対話がアイデアを生み出すプロセスを1つひとつ分解して説明している。

松丘 啓司(まつおか・けいじ)

エム・アイ・アソシエイツ株式会社代表取締役。1986年に東京大学法学部を卒業後、アクセンチュアのコンサルタントとして企業変革プロジェクトを50件以上遂行。同社のヒューマンパフォーマンス・サービスライン統括パートナーを経て、2003年にエム・アイ・アソシエイツ株式会社を設立し、クライアントの人材力と組織力を内発的に向上させるためのサービスに従事している。主な著書に『組織営業力』『論理思考は万能ではない』(共にファーストプレス)、『提案営業の進め方』(日経文庫)、共著書に『人を変え、組織を動かす25の鉄則』(ダイヤモンド社)などがある。