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チャランケ物語 富士フイルム変革「敗戦」記

ミドルが仕掛ける企業変革

神谷 隆史 著

2,750円(税込)

初版年月日:2021年1月5日

判型:46並製

ページ数:212ページ

ISBN:978-4866480157

ミドルが仕掛ける企業変⾰

今でも、その「敗戦」までのプロセスでの思考の経緯と
グループ活動が残したもの、
その両方を語り継ぐことには大きな意義がある。

企業の変⾰プロセスを考えたい⼈に、
技術戦略のあるべき姿を考えたい⼈に、
そして組織の中で変⾰の声をあげる
ミドルたちがどんな経験を実際にするのかを知りたい⼈に、
この本は⼤いに参考になるであろう。

伊丹敬之
国際大学学長
一橋大学名誉教授

本書は、技術系課長層12名のアウトサイダー
『辺境・何とかしなきゃ集団』による、
「全社技術戦略」を中核とした
企業変革の『戦い』の物語である。

著者 神谷 隆史

チャランケとは
アイヌの言葉で、部落の酋長の集まり、議論を尽くす、という意。
発足後半年の1988年厳冬の2月、活動が行き詰ったそのときに、
「転機を求めて、流氷の上で考えよう」と全員で冬の網走、知床、
納沙布などオホーツク海沿岸を旅した。
そこでこの言葉に出会い、それ以降、グループ名をチャランケと名乗った。
語感のよさも手伝い、社内では正式名称として使われるようになった。

神谷 隆史(かみや・たかし)

戦略人材開発研究所代表。元東京理科大学大学院イノベーション研究科MOT専攻教授。
1970年富士写真フイルム㈱入社。同足柄・富士宮工場人事勤労担当の後、1983年より人事部。人事部長、取締役会室長を経て、2003年8月戦略人材開発研究所設立。2004年4月、東京理科大学大学院総合科学技術経営研究科(MOT)教授に就任し、リーダーシップ論、組織行動論、ゼミ研究などを担当。2013年3月 東京理科大を退官。戦略人材開発研究所代表として今日に至る。
著書に「無から生みだす未来~女川町はどのように復興の軌跡を歩んだか」(PHP研究所)「経営改革を進める役員マネジメント」(共著、経営書院)